生ホーショーが実りました!

ムビラの伴奏として、ビートを刻むのは「ホーショー」と呼ばれる楽器。世界一うるさいマラカスとしてギネスブックにも載っている(嘘だけどきっと世界一に違 いない)。ホーショーはジンバブエ産のひょうたんから作られる。ひょうたんはアフリカ原産のウリ科植物だけど、水筒、お皿や保存容器などとして、人間の役 に立つので、今では世界中に広まっており、世界最古の栽培植物だと言う。また食用としても愛されており、日本ではひょうたんの仲間「ゆうがお」が、かん ぴょうに形を変えて昔から食べられてきた。ジンバブエ滞在中に、道端で緑色をした生ひょうたんを売っていたので、買ってみたことがあった。どうやって食べ ていいか分からないので、カレーに入れてみた。味は可もなく不可もなく、味気ない。例えるならブロッコリーの茎の部分に似ているかも。

日本のひょうたんは「ボン・キュッ・ボン」とくびれのある雪だるま型が多いのに対して、ジンバブエのひょうたんにはくびれが無くセクシーでない。その代わ り、首が長くて手に持ちやすい。「人間さん、柄杓(ひしゃく)として私を使ってくださる?!」と言わんばかりの形をしているので、実際ジンバブエでムビラ の儀式では、大きな素焼きの壷に入れられた手作りのお酒が、ひょうたんの柄杓で回し飲みされている。

以前、ジンバブエの市場でおばちゃんからホーショーを大量に買い付けた際、穴も開いていない乾燥しただけのひょうたんが混じっていた。日本に到着したあとで、種が入っているから、日本でも栽培できるかもと気がついた。2008年、お友達のひょうたんランプ屋「モヒョ」さ んに種を渡して栽培してみてもらった。秋にちゃんと実って、一つおすそ分けをいただいたのだが、ホーショーにするには首がまっすぐすぎた。首が自然に曲 がっていると持ちやすいのだがとしばし思案。棚を作って育てるのではなく、地生えで育てているから曲がっているに違いないと分かった。

2009年春、種を実父に渡して再び栽培を依頼。そして出来上がってきたのが写真のジンバブエひょうたんたち。確かに首は曲がっており、予定通り。しかし ながら、頭の部分が大きすぎて、首が短いのでホーショーには適していない。もしかしたら、かぼちゃの隣で育てられたので、交配してかぼちゃのように丸々と 太る遺伝子を受け継いでしまったのか?!乾燥して少しダイエットしてくれないかなあと願っているが、駄目だったらどのように使おうかと現在検討中である。