国際協力70周年記念イベント …
マズィタテグルとアフリカ大陸で競演!
先日9/27に東京・吉祥寺のアフリカンバー「アフリカ大陸」にて天才ムビラ奏者兼職人であるガリカイ・ティリコティ氏の息子トンデライとスミのバンド「マズィタテグル」、ハヤシエリカと共演しました。
僕ことムビラジャカナカのマサは現在、主にルケン・パシパミレ氏の伝統スタイルで演奏していますが、元々はガリカイ氏からも習っていました。しかしなが ら、ガリカイ奏法はものすごい早弾きで、高度なテクニックが要求されるので、まずは伝統をしっかりと身に付けたいと考えてルケン氏に師事したのです。
日本で本格的にムビラを演奏できる人たちが少ない中、自分たちのやりたいバンド編成がなかなか実現できていない状況がこれまでありました。そのやりたいバ ンド編成とは、複数のムビラ奏者と複数のホーショー(マラカス)奏者が合奏するもの。ダンスミュージックとして成立するためには、世界最高峰レベルで音の ラウドなジンバブエのマラカス「ホーショー」が欠かせないのです。「本場の踊れるムビラ演奏を日本で実現したい」という想いで4人が共感し、スタイルの違 いを超えてライブと相成りました。
正直なところ、始めるまではうまく融合するか心配もありましたが、結果は大成功!トンデライは僕らの演奏にすぐ耳で対応して、大きいムビラをガシガシと弾 いて低音でサポート。さらにグイグイと僕らを引っ張り、高速ムビラの世界へと誘います。そして踊る為のビートを刻みつづけるホーショー(マラカス)。僕は ホーショーをトンデライの弟のイタイ君(すごく上手で、マウンギラエナリラと一緒にやったこともある)から習ったこともあるので、ハヤシエリカとのダブル ホーショーで、ポリリズミックな振りを披露して盛り上げました。
ダンスの口火を切ったのは名物店主のファンタさん、カウンターからホールに飛び出してアフリカンダンス!その後は在日ジンバブエ人2人、ケニア人、謎のフ ランス人2人にその他大勢の日本人客が一緒に混ざり合い、本当にジンバブエにいるかような大興奮のダンス世界が繰り広げられました。僕たちも演奏していて 最高に楽しかったです。今後も自分たちのスタイルはありつつ、いろいろな機会で共演して、日本のムビラを盛り上げていきますので、楽しみにしていてくださ い。